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活躍する在校生:真野悠太郎君インターハイ出場

活躍する在校生 真野悠太郎 平成25年度の滝高校陸上競技部は、平成16年以来9年ぶりに全国高校総体選手が出ました。高校2年の真野悠太郎君(現主将)が、400mハードルで北部九州総体に出場し、準決勝で52秒82の好記録をマークしました。この記録は25年度高校ランキング24位(高2の中では全国4位)に相当します。
 陸上競技において、全国高校総体への道のりはとても険しいものです。まず尾張予選で6位に入賞し、次に愛知県予選で6位に入賞し、更に東海予選で6位に入賞しなければなりません。その全てに予選・準決勝・決勝があるため、選手は1日3回、計9回勝ち抜かなければならないのです。途中1回でも順位を落とすと次に進むことができません。まさに背水の陣で試合に臨むわけです。
 今年度の全国高校総体は北部九州が開催地で、陸上競技は大分県にある大分銀行ドームで行われました。連日36度を超す猛暑の中、体調を維持するだけでも大変なのに、更に記録を伸ばし続けなければ勝つことはできません。
 全国高校総体の予選は、全国11地区から(11×各地区6名)66名が出場します。全8組で準決勝に進出できるのは、各組2着までと3位以下から上位記録者8名の計24名のみ。真野選手は6組9レーンに出場しました。53秒24で4位でしたが、プラス6位に入り準決勝に進出しました。ちなみに準決勝に進出できたのは53秒27までの選手で、わずか100分の3秒の勝負でした。
 翌日の準決勝は3組3レーンに出場しました。全3組で決勝に進出できるのは、各組2着までと3位以下から上位記録者2名の計8名のみ。3組の選手はレベルが高く、真野選手は8名中8位でしたが、この時の52秒82が彼のベスト記録で、準決勝24名中18番目の記録でした。勿論滝高歴代1位記録でもあります。猛暑に負けることなく、ベストの状態で試合に臨むことができたのも、本人の努力もさることながら、多くの方々の応援のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。
 しかし同時に、顧問としては、過去にないほど辛い思いをした年でもありました。同じ400mハードルの東海総体決勝で、高校3年の小田将矢君(元主将)が7位になり、真野選手と明暗を分けたのです。東海総体決勝の同一種目に滝高校から2名の選手が進出することも過去に例のない快挙です。それ以前の試合では、真野選手が小田選手と勝負をして勝ったことは1度しかありません。小田選手の自己記録53秒53も全国ランキング46位に相当するすばらしいものです。結果は真野選手が4位、小田選手が7位(6位までが全国総体出場)となり、後輩が先輩を制する形になりました。顧問としては2人同時に声をかけることも出来ず、一人ずつテントに呼んで話をしました。このときほど辛い思いをしたことはありません。
しかし考えてみれば、真野選手の成績は、まぎれもなく小田選手の背中を追って練習した結果です。その意味では、二人で勝ち取った全国総体出場権と言えます。ですから、自ら手本を示して後輩を育てた小田選手にも胸を張って欲しいと思います。良き先輩の指導の元、後輩が力をつけ、お互いに切磋琢磨してゆく姿こそが滝高校陸上競技部のあるべき姿だと再確認させられた1年でした。

滝高等学校 陸上競技部顧問 戸松治彦

※真野君の翌年(高3)の活躍はこちら。