令和4年度 滝中学校3年 熊原 大智
卓球部中3キャプテンの熊原大智です。昨年度、夏の管内大会団体戦、西尾張大会団体戦で滝中卓球部は優勝することができました。豊川市で行われた県大会では予選リーグで1勝をあげることもできました。
滝中卓球部は素晴らしい結果を残すことができましたが、この結果を得るまでには多くの苦しい場面がありました。まず私たちは入学時、卓球部として始動するのがコロナの影響でとても遅かったということです。コロナの影響でそもそも学校が始まらず、動画授業を受け、部活なんてまだまだのような状況からのスタートでした。卓球部に入ってからもマスクをしての練習や、大会も中止になる場合が多く、経験を積む機会が少なく大変でした。そのような中、滝中卓球部の強みである中高一貫校で同じ場所で高校生も練習しているというのが活きました。先輩にすぐに技術を教えてもらうことができたり、定期的に中高合同で行う部内試合の牧野杯などがあったりと、他の学校にはない恵まれた環境があったお陰で私たちは大きく成長することができました。
このように成長していった滝中卓球部ですが、管内大会、西尾張大会で優勝することができたのは、環境を活かせた以外にもう一つ理由があると思っています。それは個性的なメンバーが滝中卓球部に集まったということです。キャプテンとしてみんなをまとめることは決して容易ではなく、プレースタイルもみな個性的でした。今思うとそのようなメンバーが集まった卓球部だったからこそ大会での力の爆発が生まれ、勝ち上がることができたのだと思います。一人一人が目の前の一勝を貪欲に考え戦ったからこそ得ることができた結果だと思います。コロナ禍で声出しもあまりできない試合でしたが、セット間のアドバイスや、冷たい飲み物で首を冷やすことを当たり前のようにメンバーが行い、チーム全員が勝ちを目指せたことが一勝一勝に繋がったと思います。
個性的なメンバー、そして私達が成長する環境を整えていただいた顧問の先生、技術を教えてくださり、相手をしてくださった先輩がいる中学卓球部の思い出は、最高の結果と共に一生忘れられないものになりました。