恩師近況報告:高橋 茂(昭和57年4月から平成31年3月まで勤務)
2015年3月に定年退職し、再任用で4年間お世話になりました。在職中を通して顧問だった演劇部のこと、長月祭を立ち上げた生徒会顧問の時、ただ一度中高と持ち上がった学年主任の6年間が、ことさら印象深いです。自分では遠慮がちなつもりでしたが、今から思えば随分と独りよがりでした。楽しく思い返せるのは、同僚の先生方のご支援や当時の生徒の皆さんの優しさのおかげだと深く感謝しております。
非常勤を辞めた年に父が亡くなり、後を継ぐ形で農業をしています。枝豆(岐阜のブランド品です)と法蓮草を農協に出荷するほか、トウモロコシ・エンドウ・スイカ・メロン・桃・梅…とあれこれ作っています。在職中は父の手伝いなど全くしない親不孝者でしたので、近所の先輩方に一から教えを乞いながらやっています。天候任せのことですので週単位の天気予報をいつも気にするようになりました。小規模なこともあり毎年大赤字経営ですが、それなりに楽しく、収穫時を除けばゆったりと過ごしています。それでも周りは八十代で現
役バリバリなので、七十になる私が若手のホープです。日本の農業は本当に危ういです。
写真は2年ほど前に「しまなみ海道」をサイクリング(自転車はレンタル)した時のものです。退職直後は結構遠出もしましたが、最近は体力も衰え、一人で走っていて倒れたら…という不安もあり、ご無沙汰です。代わりに畑の見回りを兼ねて故郷の定点観察をしながら毎日散歩しています。
最後に皆様のご健勝を祈念して駄文を終えます。