令和6年1月3日、名古屋マリオットアソシアホテルにて「2022年卒業生 成人の集い」を開催しました。新型コロナウイルスの規制が緩和され、数年ぶりに例年通りの会を開催することができました。今年は、約260名の卒業生、7名の先生方、同窓会からは4名の方が参加されました。卒業生をはじめ、先生方、ご来賓の皆様、多数のご出席誠にありがとうございました。また、本会開催にあたり、幹事、司会、クラス代表を務め協力してくれた仲間達、先輩方にあらためて感謝の意を表します。当日はもちろんのこと、企画からの約1年間が心に残る大切な時間になりました。
会では恒例のビンゴ大会に加え、借り物ビンゴや寄せ書きコーナーなど例年とは一味違った企画も行いました。ビンゴ大会では、ビンゴの数字をメッセージ動画内の先生方に発表してもらう形をとりました。お世話になった先生方が動画に登場するたびに会場に笑顔が咲き、後半になってもビンゴに飽きることなく、笑顔が絶えない楽しい時間となりました。借り物ビンゴや寄せ書きコーナーは、少ない時間の中でたくさんの人と話してもらいたいと考え企画しました。例年にない特殊な企画であるにもかかわらず、積極的に企画に参加していただきありがとうございました。
思い返すと4年前の冬、これほどのパンデミックになるとはつゆ知らず、定期考査がなくなって内心喜んでいた人もいたのではないでしょうか。そこから私たちの高校生活は一変しました。長月祭、修学旅行、球技大会などの非日常の行事だけでなく、部活、友達との会話など日常生活においても、大きく制限を受けました。日常が当たり前ではないと知り、友人や先生方、家族のありがたみを改めて感じました。
滝高校を卒業してから2年がたち、これまでの努力と経験を糧に、それぞれが高校時代とはまた少し違った自分で、これからの夢と希望を探すべく今を歩んでいると思います。この先様々な出会いがある中で、滝学園での思い出は図らずも霞んでいくでしょう。高校時代、毎日話していた人とも疎遠になっていくかもしれません。迷い、悩み、傷つけ、傷つき、自分も自分の周りも大きく変化していくでしょう。
それでもふと、地元に戻ったとき、学校に立ち寄ったとき、高校時代の友人に会ったとき、あの日々を思い出すはずです。すべてが理想通りの輝かしい思い出ではなかったかもしれませんが、そこには確かに青春がありました。過去から離れ、未来へ進む過程で試練に直面した時、不自由で自由な思い出が、純度の高い感情の記憶が、愛すべき無駄な時間が、心の支えになると思います。この会を通して、大人になってもきっと褪せない、そんな宝物があることに改めて気づいてもらえたら幸いです。
最後になりますが、このような素晴らしい会に携わる機会を与えていただきありがとうございました。企画から会報が完成するまでの間、多くの人に迷惑をかけ、助けていただきました。会の成功に協力してくださいました皆様に重ねて御礼申し上げます。
2022年卒 幹事代表 吉岡 航